通常フェレットの糞はニオイもほとんどなく、かりんとうのような形状でです。
手でつまめるくらいの固さが理想と言われています。
フェレットは他の動物と比べて腸管が短く消化時間が短く、食べてから3~4時間ほどで排泄します。
そのため1日に5~10回に分けて排泄しますが、消化不良やストレス、寒さ、食べ物の影響などにより下痢をしてしまうこともあります。
小動物であるフェレットは下痢によって脱水症状も起こりやすく、中には重篤な病気が隠れている場合もあるため排泄物はいつもチェックするようにしましょう。
比較的フェレットは下痢をしやすい動物と言われていますが、いつもより糞が柔らかい、または下痢をしている場合は前日や数時間前のフェレットの行動を振り返ってみましょう。
下痢の原因
例えば水を多く飲みすぎていないか、またはご飯やおやつを多く食べすぎていないかなどです。
ふやかしフードを食べているフェレットであれば水分を大目にとっているため、その分糞の水分量も多くなります。
また、フェレットは神経質でストレスに弱い子が多いため、ちょっとした変化でも下痢をしてしまう場合があります。
少し糞が緩くフェレットが元気にしているのであれば2~3日ほど様子を見るようにし、治らない場合は動物病院へ連れて行ってあげましょう。
下痢のタイプにもよりますが、粘膜が混ざった下痢、赤い鮮血が混ざっている下痢、緑色や黒色の下痢をしたり、ぐったりしている場合はすぐにでも動物病院へ連れていきましょう。
お腹が緩い子のためのサプリメント
指でつまめるくらいの固さが理想的な糞の固さですが、常に緩めの糞をしてしまう子もいます。
フードが合わない場合もあるためフードを徐々に変えてみたりして変化を観察する必要もありますが、腸内細菌を整えるサプリメントがおすすめです。
普段は下痢をしない子でもサプリメントを常備しておくと万が一の時に役に立ちます。
乳酸菌生成エキス コスモスラクト
下痢をしやすいデリケートなフェレットの健康のために、お腹の中の善玉菌に働きかけて腸内細菌のバランスを良好に保ってくれます。
糞が緩い時以外にも体調が優れない、食欲不振、皮膚の状態が良くない、口臭が気になるなどの症状の改善に役立ちます。
与え方も簡単で、健康維持を目的に食事や飲水に数滴垂らすだけです。
1日あたり体重1kgの子に約5滴を与えてあげ、シニアの子や体力減退時のフェレットには様子を見つつ多めに与えてください。
アリメぺット・プラス フェレット用(顆粒)50g
アリメペットプラスは乳酸菌をしっかり補給し、フェレットのおなかの調子を整えます。
食事では不足してしまう生きた乳酸菌を補うための補助食品で、乳酸菌とビール酵母がお腹の調子を整えてスムーズな排泄により毛球症や尿結石の予防にも役に立ちます。
フェレットが好むササミ粉末チーズが入っているため嗜好性も良好で、チーズ粉末は乳酸菌の発酵の力でできたものです。
いつものフードにふりかけて使用することができます。
すべて食品材料を使用しているため、与えすぎの心配もありません。
フェレットのための良質タンパクミルク&消化酵素
げんきいたちが販売している良質タンパクミルク&消化酵素はペット用のミルクにありがちなかさ増しの材料を一切使っておらず、ミルクに消化酵素が入っているため、体に吸収されやすいように作られています。
アミノ酸バランスの最高な良質なたんぱくミルクに消化を助けるフェレット専用の消化酵素がプラスされています。
フェレットがお腹を壊しにくいミルクに、ビタミン、ミネラル、活動カロリーを作り出すためにおなかに優しい脂肪を追加させています。
ヤギミルクで下痢をしてしまうフェレットに特におすすめです。
1日の目安はティースプーン3~4杯です。
ぬるま湯や水で混ぜてあげるか、そのままフードにかけてあげてください。
ミルクの量が多すぎると下痢のようになってしまう場合もあるため、糞の具合を見て濃度を調節するようにしてください。
まとめ
フェレットにも人間と同じように個体差があり、糞が緩い子がいます。
喋ることのできないフェレットにとって排泄物は健康のバロメーターとして、掃除の際は飼い主さんがいつもチェックしてあげるようにしてください。
下痢を起こしやすい子でもサプリメントで改善できることもあるため、1度試してみてください。