フェレットはとても好奇心が旺盛で、特に子供のフェレットはなんでも噛んでみたり口に入れたり飼い主さんが思ってもみないものを食べてしまうことがあります。
異物を誤飲してしまった場合、その異物の種類によっては腸閉塞や命に関わることもあるため注意が必要です。
そのため放牧中は特には目を離さないことが大切です。
フェレットが誤飲しやすいもの
フェレットは食べ物ではなくても口に入れて飲み込んでしまうことがあります。
ここでは我が家のフェレットが誤飲しそうになったものを紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
バッグの中のもの
フェレットは狭いところに潜ったりするのが大好きで、カバンの中などにも入りたがります。
先代の子たちもそうでしたが、バッグの中に入っているイヤホンカバーやイヤホンチップとも呼ばれている、イヤホンの先についているゴム素材のものは注意が必要です。
小さいものですのでまるごと飲み込んでしまうこともあります。
また、バッグの中にチョコレートや飴玉を入れて忘れてしまうこともあったため、バッグはフェレットの手の届かない場所に置くなどの対策を取りました。
スポンジ系
スポンジやファンデーションパフなどはフェレットのおもちゃになってしまうことがあります。
噛み心地が良いのか基地に持っていってしまうことが多々あります。
ファンデーションパフは蓋付きのコスメケースに入れていても、蓋を空けて持っていってしまうこともあったため、例えケースに入れておいたとしても安心はできません。
これも手の届かない所に置いておきましょう。
おもちゃ
お気に入りのおもちゃなどはかじってかじって愛でまくるのがフェレットです。
夢中で噛んでいるうちに布製のおもちゃやゴム製のおもちゃを誤飲してしまうことがあります。
その子が気に入っているものですので、とても取り上げづらいのですが、健康を考えるのであれば心を鬼にしてそのおもちゃは手の届かない場所に移動するようにしましょう。
また、ケージにおもちゃを入れっぱなしにしておくと誤飲する可能性も高くなってしまうため気をつけるようにしましょう。
一般的に誤飲しやすいもの
上記のものは我が家のフェレットが誤飲しそうになったものですが、一般的にフェレットが誤飲しやすいものを紹介します。
- 毛玉
- トイレ砂・トイレシート
- タオル
- プラスチック類
- ハンモック
これらは誤飲する可能性の高いものです。
これらのものはケージにも入っているもので、誤飲を防ぎにくいですが、ケージを掃除する時などは布類を噛みちぎったりしていないかなど確認するようにしてください。
また、盲点かもしれませんがフェレット用に売られているおやつでも腸閉塞になってしまうことがあります。
特にフルーツ系などのおやつは、繊維質なものが消化されにくいフェレットには危険になりえます。
与える量や大きさを調節するようにしましょう。
誤飲したときの対処方
誤飲してしまった時は焦らずにフェレットを観察するようにしましょう。
ぐったりとしていたり食欲がない場合はすぐにでも動物病院へ連れて行くようにしましょう。
いつもどおり元気、食欲もある、便もする場合は排泄された便をほぐして誤飲してしまった物が出ているかを確認してください。
全て排泄されるまでには3日ほどかかる場合もあります。
また、毛玉を排出させる毛玉除去剤は、あくまでも毛玉の排泄を促す物ですので誤飲には効果はありません。
誤飲したときの症状
誤飲したものの量や種類、フェレットの体格や体質により現れる症状や重症度は異なります。
一般的には
などの症状が見られることが多いようです。
また便が出たとしても、便がいつもより細い場合は消化管内に異物がある可能性もあります。
まとめ
フェレットの誤飲は飼い主さんが未然に防げるものや、注意深く観察していれば重症化しないで済むものもあります。
ですが、どうしてそんな物を?と思う物を噛んで誤飲してしまうフェレットもいますので、少しでも異変を感じたら自分を責めずにすぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。
我が家のフェレットはプラスチック類のものが好きな子もいれば、布類にしか興味を示さない子もいます。
当然フェレットもそれぞれ性格や好きなものが違うため、普段からフェレットの好みや噛みやすいものを把握することも誤飲を防ぐためには大切なことです。
また、腸閉塞も早期発見し早期治療することが大切です。
普段からフェレットの食欲や排泄物をよく観察するようにしましょう!