フェレットの爪は人間よりも早く伸び、放っておくとハンモックやカーペットなどの布製品に爪を引っかけてしまって、爪が折れたり、最悪は骨折してしまうこともあります。
爪切りは週に1回、少なくとも2週間に1回は必要ですが、じっとしていることが苦手なフェレット相手ではなかなか難しいものです。
今回は正しい爪の切り方や注意点などを紹介します。
爪切りは大切
フェレットは猫のように自分で爪を研ぐことがないため、基本的には伸びっぱなしになってしまいます。
また、細く尖って伸びるため、爪を伸ばしすぎていると、爪が割れやすい状態となり、割れた爪は布製品の糸などに引っ掛かりやすく、無理に引っ張ってしまうと骨折もしかねません。
そのため、こまめな爪切りが必要となります。
ケガしないようしっかりと固定を
ぐんぐんと爪は伸びますが、フェレットの爪自体はとても細長く、毛に覆われている部分もあるため、正直とても切りづらい…
慣れていれば一人でも切ることはできますが、初心者の方やよく動くフェレットには2人がかりで爪を切ることがおすすめです。
大切なのはフェレットをしっかり「保定」することです。
保定とはフェレットが暴れないように、首の裏をしっかり掴んで安全に持つことです。
利き手で首裏をしっかり掴み、もう片方の手でお尻を支えてあげるようにしましょう。
遠慮してしまうと暴れたりして逆に危険となります。
耳の少し後ろあたりからしっかりと肉を掴み、鼻が上を向くようにしましょう!
用意するもの
動物用の爪切り
フェレット専用の爪切りでなくても大丈夫です!
小動物用に販売されている小さいはさみを用意しましょう。
我が家では爪切りをするときは、フェレットバイトを使用しています。
フェレットバイトはフェレットが大好きな味で、1本あると耳掃除のときや投薬をするときもすごく便利ですよ!
爪切りのコツ
フェレットの爪の中には赤い筋が伸びており、これは神経です。
人間の場合、爪の白い部分を切っても痛みを感じることはありませんが、フェレットの場合、この赤い筋を切ってしまうと痛がりますし、血が出てしまいます。
そのためこの赤い筋から1~2㎜ほど先を切ります。
しっかり足先を抑える
2人1組で爪切りを行う場合、爪を切る人は利き手にはさみを持ち、反対の手でしっかり足先を抑えるようにしましょう。
また、この時爪を切られるのを嫌がってフェレットは足先を丸めてしまうことがあります。
そういう時は、肉球を抑え下に押し込むようにするのがコツです。
肉球を押し込むことにより、爪がしっかりと見えて切りやすいです。
フェレット専門店のフェレットワールドさんが、爪切りの方法を動画でアップしてくれています。
保定の方法や、爪を切る位置がとても参考になります!
一人で切るしかない場合
フェレットを飼い始めた当初、家族に協力してもらいながら2人1組で爪切りをしていましたが、フェレットの爪ってほんとに伸びるのが早くて、頻度も結構なものです。。
どうしたら一人でも安全に爪を切れるかどうか試行錯誤した結果が以下の方法です。
参考になれば幸いですが、これはバイトに夢中になってくれる子にしか通用しない方法です。
まず、飼い主の利き手と反対側の手首付近にうすーくバイトを直接塗ります。
そしてフェレットを膝に座らせてバイトを塗った手でフェレットの手足をしっかり固定して、利き手で爪を切っていきます。
前足の爪を切るときは座らせる体制にして、後ろ足の爪を切るときは少し寝ころばせる体制にすると切りやすいです。
同じ方法で切っている動画があります。
とても参考になるのでぜひ見てみてください。
この方法で爪を切るときは人差し指で肉球を押し込むと切りやすいですよ。
まとめ
フェレットの爪は伸びるのがとても早いため、こまめにチェックしてケガを未然に防ぐようにしましょう。
最初は2人1組で行うのが安全です!
しっかりと保定し、切るときは神経に注意してください。
爪切りが終わったあとはおもいっきり褒めてあげたり、おやつをあげたりしましょうね♪