
フェレットの飼育用品で、1番大きな買い物でもあるケージ。
できればずっと使い続けたいもので、価格も高いため絶対に失敗したくありませんよね。
フェレットはよく眠る動物で、1日の大半をケージで過ごすことになります。
そのため、フェレットが快適でゆっくりと休めて安全に過ごすことのできるケージを用意してあげましょう。
ここではフェレットが快適に過ごせるように、失敗しないケージ選びのポイントや最適なケージの置き場などを紹介しています。
ケージ選びのポイント
フェレットを飼うための必需品であるケージ。
通販サイトを見ても様々なものが販売されているため、どんなものを選べば良いのか迷いますよね。
また、ペットショップやホームセンターで実物を拝見したとしても、実際使用してみると不便や不都合があることもしばしば…。
そんな方にぜひ見てほしい!
フェレット用のケージを選ぶときに失敗しないために抑えてほしいポイントを紹介しています。
高さがなく床面積が広いもの
フェレットのケージの中には、ごはん皿、ハンモック、トイレを入れる必要があります。
地面での生活が基本なフェレットにとって床面積が広いほうが生活がしやすく、トイレやごはん皿を床に設置しても十分な広さがあるものを選ぶようにしましょう。
1頭の場合、ケージの大きさは横60㎝、奥行き45㎝は最低でも必要です。
通販サイトでフェレット用ケージと検索すると、3階建て、4階建てなどのケージがフェレット用として販売されていますが、できれば高さは低いものを選ぶとケガの心配もありません。
フェレットは高い所へ登るのが好きな動物ですが、降りるのは苦手でケガをしやすいです。
・高さよりも床面積が広いもの
床底は平坦なもの
床底が網状やスノコになっているものは足や爪を挟んでケガをする危険があるため、床は平坦なものを選ぶようにしましょう。
備え付けの場合は取り外して使用してください。
また、ケージをそのまま使用すると足が滑りやすく身体の皮脂でベタベタしてしまうため、床底には布を敷くと良いです。
床底全面に布を敷いてあげると余計な皮脂を拭き取ってくれるため、匂いも抑えられ、さらに毛の艶もよくなります。
爪の引っかけにくい綿素材のものがおすすめで、週に1回程度交換してあげるようにしましょう。
フェレット用に販売されているものや、ケージに付属品として入っているものもあります。
・床底は平坦なもの。網、スノコはNG!
・床底に布を敷くと匂いを抑え、毛並みも綺麗に
網は間隔が狭く、縦筋が良い
ケージの縦筋の間隔が広いとケージのスチールの間をすり抜けてしまうものです。
犬用のケージのスチール間隔では、大人のフェレットであっても簡単にすり抜けてしまうため、犬用のケージをフェレットに使用するのは向いていません。
必ず、フェレット用や小動物向けに販売されているケージを使うようにしましょう。
また、できれば網は縦筋のもののほうが足を引っかけてしまう心配が少なくなります。
・犬用ケージはNG。簡単にすり抜けてしまう
・網は縦筋のほうがケガの心配も減る
入口が大きいもの
フェレット用のトイレは、フェレットの身体がすっぽり入るほどの大きさです。
掃除をするときに入口が大きいケージですとトイレの出し入れがしやすく、楽にお掃除ができます。
フェレットは頻繁に便をし、1日に2回以上はトイレの掃除が必要なため、ケージの入口から簡単にトイレを取り出せるケージが便利です。
また、フェレットをケージから出したときに自由にケージ内に戻って水を飲んだり、ごはんを食べたり、トイレに行きやすいというのも大切です。
放牧中はケージの入口を開けっ放しにして、入口付近には障害物は置かないようにしましょう。
・ケージの入口が広いとトイレ掃除が楽
・放牧中のフェレットが自由に出入りしやすいもの
ケージの置き場
今回は失敗しないケージ選びのポイントを紹介しましたが、最後に肝心なケージを置く場所について説明します。
フェレットのケージを置く場所として最適なのは、1日の寒暖差ができるだけ少ない場所で、エアコンなどの風が直接当たらない場所がいいです。
夏は直射日光の当たらない風通しのよい場所で、冬は日差しの入る隙間風の当たらない部屋が良いです。
また人間が頻繁に行きかう廊下や、危険の多い台所、湿気の多い洗面所は、フェレットにとってストレスや危険、身体に害を及ぼす可能性があるため控えるようにしましょう。
人気のおすすめケージ
ここでは上記のケージ選びのポイントを抑えた上で人気のあるケージを紹介します。
スリムエコノミー
3サイズ展開されているフェレット専用ケージです。
中でも1番人気は、W75×D45×H45㎝のちょうど真ん中のサイズです。
スリムエコノミーの特徴
- 軽量で組み立てや移動が楽
- 柔らか鋼材で安全性重視
- W32×H30㎝と入口が広い
スリムエコノミーは軽量素材なため、組み立ても女性1人で行えます。
また、組み立て後もワンタッチでトレーと網が取り外しできて丸洗いするときにも便利です。
やわらかい鋼材を使用することにより、フェレットが中で暴れてぶつかっても音がしにくく、さらにケガもしにくい作りとなってます。
三晃商会 ワイルドホーム
W82×D51×H52.5㎝と2匹の多頭飼いにも使用できます。
価格が安く、我が家でも実際使用していました。
ワイルドホームの特徴
- 1~2頭飼いしても広々
- 片手でワンタッチ開閉で脱走防止
- 軽量で組み立てや移動が楽
ワイルドホームは、軽量でトレー部分、ルーフ部分が簡単に取り外せて丸洗いするときにもとても便利です。
下にトレーが付いているため、フェレットがいたずらしてフードを飛ばしたとしても、部屋の外に飛び散ることもありません。
ただ、そのトレーがある分出入り口に高さがあるため、フェレットが高齢になったときケージの入り口で出入りしづらそうにしていたら、段差を埋めてあげるようにしてください。
我が家では100円均一のプラスチックケースを置いていました。
まとめ
ケージ選びで失敗しないために抑えておくポイントを紹介しました。
改めてポイントは、
- 高さよりも床面積が広いもの
- 床底は平坦なもの。網、スノコはNG!
- 床底に布を敷くと匂いを抑え、毛並みも綺麗に
- 犬用ケージはNG。簡単にすり抜けてしまう
- 網は縦筋のほうがケガの心配も減る
- ケージの入口が広いとトイレ掃除が楽
- 放牧中のフェレットが自由に出入りしやすいもの
ケージを置く場所もフェレットに快適に過ごしてもらうために大切です。
1日の大半をケージで過ごすため、飼い主さんがお出かけ中でもお利口にお留守番してもらうために快適なケージを用意してあげましょう。
また、大きな買い物であるため絶対に失敗したくないという方は上記のポイントを参考にケージを選んでみてください。