【まとめ】ハリネズミのアルビノの値段や寿命、失敗しない飼い方

はハリネズミの中でも、人気のある種類の1つです。

飼ってみたいという方は多いようですが、他の種類との違いや値段の相場、などあまり知らないという人もいるはずです。

この記事では、

アルビノって他の種類とどう違うの?
アルビノを飼ってみたいけど、どうやって飼えばいいの?
他の種類より飼いづらいってホント?
値段の相場や寿命は?

など、アルビノを飼う前に知っておきたい情報をギュッとまとめています。

もうすでに飼っている!という人も、確認のためにも一度目を通しておいてください。

「分からない」は心の底にある「不安」を掘り起こすだけです。
ぜひ、この機会に分からないを解消して楽しいハリネズミとの生活に役立ててください。

最後に、アルビノの飼い方のポイントを短くまとめてお伝えしています。
当たり前のことでも、飼う上でとても重要なことですので参考にしてみてくださいね。

ハリネズミのアルビノはなぜ目が赤い?

 

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アルビノは先天的にメラニン色素がない、皮膚の色が白い動物を指します。
先天性白皮症」とか「先天性色素欠乏症」と呼ばれることもあります。

ヒトやネコ、シマウマ、ライオン、ペンギンなど多くの動物でアルビノが確認されており、決して珍しい種ではありません。ハリネズミにもアルビノはいますが、1つ不思議に思うことがあります。

それは、

なぜアルビノのハリネズミの目は赤いのか?

ということ。

背中のや毛の色は白いのに、なぜ目だけが赤いのでしょうか?

理由は瞳の色を決定している虹彩という部分の色素が欠乏しているために、瞳の血管の色がすけて出てしまっているからです。

赤目の動物で真っ先に思い浮かぶのが白いうさぎですが、この白いうさぎもアルビノという種です。
そのため瞳の血管がすけて、赤くなっているというわけです。

ハリネズミのアルビノの値段

アルビノのハリネズミには愛好者も多く、SNSなどでも可愛らしい姿をたくさん見ることができます。

しかし他の品種に比べると数が少ないため、どうしても値段の相場は高めになっています。

最もポピュラーなソルト&ペッパーだと相場は1万~2万円ほど。安くて5千円ほどで購入できます。

一方、アルビノの値段の相場は2万5千~3万ほどで、他の品種より5千~1万円ほど高くなっています。

しかし、最も数の少ないパイドは4万~5万ほどするものもあるので、アルビノだけ値段が高いというわけではなさそうです。

国産と海外産で値段は違う

気を付けないといけないのが、相場より安い値段で販売されている場合です。

ハリネズミのは国内と国外に分けることができますが、大方の傾向として、海外の劣悪な環境で育てられたハリネズミは安い値段で取引され、

国内で手をかけて条件の揃った環境で育てられたハリネズミは相場の値段で取引されることが多いようです。

しかし購入する時は、国内か国外かにこだわりすぎず、参考程度にとどめておきましょう。
一番大事なのが、手で持ってみて健康かどうかを自分の目でしっかりと確かめること。

目ヤニはついていないか、肛門の周りは汚れていないか、鼻水は出ていないか、歩き方に異常は見られないかなど、少しでも気になる点があれば、店員さんやブリーダーに聞いて疑問を解決してから購入するようにしましょう。

ハリネズミのアルビノは寿命が短い?

 

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ハリネズミの寿命は短くて3年ほど、通常は5~6年ほど生きると言われています。

10年以上長生きする子もいて、生育環境などで左右されます。

一般的に、アルビノのハリネズミは体が弱く寿命が短い傾向があります。
それはアルビノという品種に特有の“メラニン色素の欠乏”が大きく影響しています。

メラニンの欠乏で紫外線の影響を受けることも

メラニンには紫外線から皮膚を守る重要な役割を持っています。

そのためメラニンが欠乏したアルビノは紫外線の影響を直接受けてしまい、さまざまな病気(皮膚がんなど)を発症させる傾向が強くなります。

また、先天的に視覚の疾患を持っていることもあり、そういう点からみても、どうしても寿命が短くなってしまうことがあるようです。

しかしそれにも個体差があり、アルビノであっても他の品種と同じように元気に毎日暮らしている子もたくさんいます。

生育環境や餌など、いくらでも健康を維持できる方法はあります。

アルビノ=体が弱い、寿命が短い、と決めつけて諦めるのではなく、しっかりと健康管理してあげることでいくらでも長生きさせることは可能です。

ハリネズミのアルビノの体の大きさ

 

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ハリネズミのアルビノの体の大きさは、他の品種のハリネズミと変わりません。

成長すると、平均的に

体長は約18~22㎝
体重は約300~500g

ほどの大きさになります。
もちろん、これ以上大きな子もいれば小さな子もいます。

アルビノもソルト&ペッパーもシナモンもブラウンも、大きさはあくまで個体差であって品種による差はありません。

ハリネズミのアルビノの餌

アルビノのハリネズミであっても、与える餌は他の品種の子と同じで問題ありません。

タンパク質を十分にとり、脂肪は摂りすぎずほどほどにして肥満にならないように気をつけましょう。
ビタミンミネラルも大切です。

基本的に、市販のハリネズミ専用で十分ですが、好き嫌いが出てきたり偏食することが多くなるので、適宜ビタミンやミネラルがたっぷり含まれたサプリやおやつなどの栄養補助食をあげて健康維持に役立ててください。

他の子よりも少し体が弱い、よく風邪を引いたり病気にかかりやすい傾向がある、という場合は肥満に気を付けながら栄養をたっぷりあげて体調管理に注意しましょう。

には注意

また、アルビノに限らずハリネズミの中にはあまり水を飲まず便秘になってしまう子が少なからずいます。

便秘になると腸内環境が悪くなり、体のバランスを崩して食欲がなくなったりあまり運動せず免疫力が落ちてしまう危険性があります。

栄養不足、免疫力の低下は思いもかけない病気を誘発したり、発症させたりすることが多々あります。

最近、あまりうんちをしない、以前と比べてうんちの量が少なくなったという場合、腸内環境が悪くなっている可能性があるため、早めの対処が必要です。

ハリネズミのアルビノはなつく?

クエスチョンマーク

一般的にはハリネズミは、犬や猫のようになつくということはあまりありません。

アルビノのハリネズミも同じで、比較的なつく子もいればそれ程なついてくれない子もいます。

この点も品種による差はなく、あくまで個体による差が大きいようです。

大事なのは、ハリネズミにとって不快なことは極力避けること。

頻繁に触りすぎない
タバコや香水など、臭いのきついものは近づけない
大きな音をたてない
急に手を出して驚かせない

このような点に注意して、ハリネズミのペースで生活できるように心がけることで、程度の差こそあれなついてくれることもあります。

時間をかけてゆっくりと、心を通わせて一緒に楽しく生活していきましょう。

ハリネズミのアルビノの性格

ハリネズミのアルビノの性格は、他のハリネズミと同じように臆病で警戒心が強いです。
甘えん坊タイプもいれば、すぐに針を逆立てる怒りっぽい子もいて個体によって性格はさまざまです。

生育環境によっても性格は変わってくることもありますが、アルビノに特有の性格というのはないと考えていいでしょう。

ハリネズミのアルビノが生まれる確率

ハリネズミのアルビノが生まれる確率は、およそ1/10万と言われています。

アルビノを生み出す繁殖方法もだんだん進歩していて、今ではもう少し生まれる確率は高くなっていますが、それでも他の品種に比べるとまだまだ低いと言わざるを得ません。

お父さんとお母さんがアルビノでも、必ずアルビノの赤ちゃんが生まれるとは限りません。
そのため、繁殖法がいくら進歩しても人工的にたくさん繁殖させるのは難しいようです。

ハリネズミのアルビノの飼い方のポイント

チェック

ハリネズミのアルビノとはいっても、他の品種とは違う飼育方法というのはありません。

十分な広さのケージ(60×90が理想)、アレルギーのない床材及び、回し車やご飯を食べるのに必要なお皿巣箱などを用意して、1日2回の食事を与え、排せつ物の掃除は毎日行って生活な環境を心がける。

毎日のスキンシップが大事なのも、アルビノ以外のハリネズミにも共通することです。
回し車だけでなく、時間がある限り部屋の中を散歩させて、運動不足を解消させて体力や免疫力をつけることも大切です。

また、夏や冬など温度変化の激しい季節の変わり目には注意しましょう。

体の弱い傾向のあるアルビノのハリネズミは、温度変化にはとても敏感になっています。

ハリネズミにとっての適温(約26~29℃)をしっかりと把握し、エアコンやペット用ヒーターを使うなど工夫して、毎日の温度管理を忘れずに行うことも大切です。

栄養バランスの良い食事

飼育する上で特に重要なのが、栄養バランスの良い食事です。

基本的にハリネズミ専用の餌で問題ありませんが、偏食して特定の餌しか食べない場合は体調の変化に目を配って、日ごろから健康管理には注意しましょう。

アルビノの場合は、個体によってとても体の弱い子もいるので、食事内容には特に気を付ける必要があります。

タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよくとり、不足した栄養素があればその都度、ペット用や栄養補助食品などのおやつを食べさせて不足分を補完し健康維持に注意する飛必要があります。

ハリネズミのアルビノの販売元は?

 

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ハリネズミのアルビノはペットショップやブリーダーなどから手に入れることができます。

しかし、アルビノは希少種のため、必ずしも常時販売されているわけではありません。
人気種でもあるため、販売されるとすぐに売れてしまうこともあり、根気よく購入機会を待つことも大切になってきます。

最近では、を中心にハリネズミカフェもでき、ハリネズミの販売も兼ねているお店もたくさんあります。

実際にカフェへ行ってみて触れてみることで、個体の特徴を知り、購入するのも失敗しない方法の1つです。

触れてみることで、健康状態や性格もある程度把握することができます。

ハリネズミとの共同生活を楽しく充実したものにするためにも、性急に購入しようとせず、じっくりと相性の良い子を選んで自宅に迎え入れてください。

アルビノの飼育は最後まで責任をもって

ハリネズミのアルビノは希少種のため、人気のある品種の1つです。

食べる餌や飼い方、性格などはほかのハリネズミと変わるところはありませんが、唯一違う点は体が弱い傾向があるところ。

飼育には他の子より注意する必要があるため、初めてハリネズミを飼う方よりすでにハリネズミを飼ったことのある慣れた方に向いている品種と言えるかもしれません。

だからといって飼えないということはありませんが、分からないことがあれば馴染みのブリーダーやペットショップの店員さん、獣医さんなど専門家の意見を聞けるような体制を整えておくことも必要です。

ハリネズミを飼う場合は、飼育するのに最適な環境を準備し、最後まで飼う心の準備と覚悟、責任を持つこよが大切です。

それができれば、皆さんならきっとハリネズミとの生活を楽しむことができるはずです。