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ハリネズミがご飯を食べない原因は?飼主が守るべき4つの大切な事

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伊藤ヤスヒコ

伊藤ヤスヒコ

幼少のころからペットを飼っている、自他ともに認める動物好き。都内の某ペットショップ店長とは15年来の親友で、週2回は必ず動物たちのお世話を買って出ている。動物病院も併設されていいるため、獣医さんとの交流でさまざまな専門知識を吸収。ペットショップ店頭では、訪れたお客さんに飼い方などをアドバイスし、喜んでもらうのが最大の生き甲斐になっている。

ハリネズミがご飯を食べない原因は主に5つあります。

「ハリネズミが餌を食べてくれない」
「ハリネズミが食欲不振で栄養が足りているか心配…」
「ハリネズミが偏食ばかりして困る!」

そんな方は、5つの原因の中に隠れている場合が多く、「なんだ、そんな事だったのか」と納得できるはずです。

ハリネズミがご飯を食べない、日常に潜んでいる原因を知ることで、効果的な対策法を実践することができます。
私たち飼い主が実践すべきこと、守るべきことは全部でたったの4つ

この4つを実践することで、餌を食べない、食欲不振の悩みがだんだん解決に向かっていきます。

誰でも出来る簡単な方法なので、今日からでも実践できます。時間も手間もかかりません。しっかりと確認して、ハリネズミが快適に幸せに暮らせるようにサポートしてあげましょう。

ハリネズミがご飯を食べない原因

鼻キスするハリネズミ

「ハリネズミの餌を食べる量が少ない」
「以前はたくさん食べていたのに、最近はあまり食欲がなく元気もない」

そんな心配を抱いている飼い主さんはたくさんいるでしょう。
動物を飼っていて最も気になることが、健康や食事に関することです。

いつもとちょっと様子が違ったり、餌を食べる量がいつもより少なかったりすると「どこか病気にかかっているんじゃないか」と、いろいろな心配をしてしまいます。
あるいはまだ飼って間もない時期だと、ずっとこのまま食べずに衰弱してしまうんじゃないかと思うこともあるかもしれません。

ハリネズミが餌を食べない原因はどこにあるのか、1つずつ考えられる原因を検証し、原因の発見から解決へと導いていきましょう。

原因① まだ環境に慣れていない

ペットショップやブリーダーなどから家に迎えたばかりの時期は、ハリネズミもまだ環境に慣れていません。
そのため、餌をあげてもなかなか食べてくれない子が多いようです。

家に初めて迎えて数日くらいは、触らずにそっと見ているだけにしておきましょう。
最初は早く慣れてほしいという気持ちが強すぎて、いきなり触ってしまう飼い主さんもいますが、基本的にはNGです。

まだ人に慣れていない、そして環境にも慣れていないというときに、いきなりスキンシップを敢行してしまうとハリネズミにとってはストレス以外のなにものでもありません。

そういう時は、餌をあげてもなかなか食べてくれません。
慣れるまで数日はそっとしておき、手を出しても威嚇したり逃げたりせず、近づいて匂いをかいでくるようになれば、だいぶ慣れてきている証拠です。

そこまでくれば、食べてくれなかった餌もだんだん口をつけてくれるようになるでしょう。
ただし、ようやく慣れてきたのにケージのレイアウトを頻繁に変えたりするのはあまり良くありません。
ようやく食べてくれるようになっても、ストレスのためにまた食べてくれなくなってしまいます。

もし、環境になれてきているにも関わらず、変わらずあまり食べてくれないようであれば、他に原因を検討してみましょう。

原因② 暑すぎる又は寒すぎる

ハリネズミは温度の変化にはとても敏感です。
人間のように汗をかいて自分で体温調節することができないので、常に室温には気を使ってあげることが必要です。

夏の暑い時期になったら、熱がこもっていないか、ある程度風通しは良いかなどを確認して、ケージ内が暑すぎないかどうかを見てあげましょう。

ハリネズミも暑すぎると夏バテをしてしまいます。
夏バテをすると食欲がなくなるのは、人もハリネズミも同じです。

暑すぎて動きが鈍くなったりグッタリしてくると、栄養不足などでさらに症状が悪化して、最悪の場合は「夏眠」という状態に陥ってしまいます。

夏眠はいわば仮死状態のことです。
およそ30℃を上回ると、ハリネズミにとっては危険水域で、そこに高い湿度(だいたい70%以上)が加われば一気に体にダメージが与えられて衰弱し、眠り続けてしまいます。

また、冬の寒い時期も同様で、18℃を下回るとハリネズミにとっては命に関わる危険な環境になります。
そのため、当然食欲もなくなり、ほとんど何も食べなくなってしまうこともあります。
やがて、栄養不良と寒さで衰弱し、冬眠してしまうこともあります。

原因③ 餌が好みではない

隅っこにいるハリネズミ

偏食が特徴の1つとして最初にあがるほど、多くのハリネズミに餌の好みが見られます。

餌によって、食べる子と食べない子がいます。

人間と同じでその子によって好き嫌いがあり、好きなものなら一生懸命食べますが、嫌いなものであれば見向きもしません。
従って、良好な環境で病気をしている様子がないにも関わらず、あまり餌を食べないとしたら好みの餌ではない可能性が高いでしょう。

基本的に好きな餌をあげてもいいですが、気をつけないといけないのは栄養バランスです。
好きなものばかりあげて栄養バランスを崩し、病気になってしまったら元も子もありません。
好きな餌を把握し、栄養バランスも考えた上で、餌を食べてもらう工夫をすることも飼い主さんにとっては必要なことだと心得ておきましょう。

原因④ 同じ餌ばかりで飽きている

昨日までモリモリ食べていたのに、今日になったらあまり食べてくれない、なんてことはハリネズミを飼っていれば日常茶飯事です。

最初はどこか病気になったのかと心配しますが、他の餌をあげるとまた元気良く食べてくれたりもします。
同じ餌ばかりをあげていると、ハリネズミもどうしても飽きてしまいます。

そのため飼い主さんにとって、栄養バランスの良い食事、そして飽きさせない工夫がとても大切になります。
何が好きで何が嫌いなのか、もう飽きてしまったのか、それとも他に原因があるのか、当然のことながら聞いても応えてくれませんので、毎日観察して判断するしかありません。

でもそれを楽しむことも、ハリネズミを飼育する上でとても大切です。
愛らしいハリネズミの仕草を観察しながら、「どうしてそうなったのか」を発見する楽しみを見出していきましょう!

原因⑤ 何らかの病気にかかっている

温度管理も完ぺきで飼育環境も決して悪くない、餌も飽きないように毎日工夫してあげている。
それにも関わらず、最近あまり餌を食べてくれない、あるいは食べる分量が以前より明らかに減っている。

そんな場合、何らかの病気にかかっている可能性が考えられます。
まだ若いハリネズミであれば免疫力もあり、飼育環境が良ければそう簡単に病気になることはありません。
しかし、ハリネズミもだんだん年を重ねて高齢になってくると、少しずつ食べる量も減ってきて体も衰弱してきます。

栄養不足、運動不足の日々が続けば、多くのハリネズミが病気にかかるリスクを抱えることになります。
特に皮膚病腫瘍歯周病はハリネズミがかかりやすい病気としてよく知られています。

他にも、脂肪肝やアレルギー、難治性の恐ろしいプルプル症候群(WHS)なども、食欲不振に陥る大きな原因の1つです。
あまり食欲がない状態が続いたら、高齢のハリネズミの場合、これらの病気の可能性を疑ったほうがいいでしょう。

飼主が守るべき4つの大切な事

 

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ハリネズミが餌を食べてくれない原因は、1つの場合もあれば複数ある場合もあります。
原因を特定しにくい場合も多々あるので、どういう対策をしたらいいのか分からないこともあるでしょう。

そんな時は、いくつかの原因を仮定して、それに対する対策を講じていきましょう。

環境に慣れさせる

飼い始めてまだ間もないハリネズミがあまり餌を食べてくれない時、まずは環境に慣れさせるのが先決です。
飼育環境に慣れていない、人に慣れていないなどの原因が考えられるためです。

環境に慣れさせるためには、いたずらに手を出して無理矢理スキンシップするのではなく、環境に慣れるまで見守ってあげましょう。

少し慣れてきた様子が見られたら、手を出して自分の匂いをかがせるなどして、徐々に人にも慣れさせてください。
あくまでもハリネズミのペースに合わせて慣れてもらうのが大切です。

人に慣れるにも環境に慣れるにも個体差があります。焦らずゆっくり、その子のペースに合わせてやっていきましょう。

違う餌に変えてみる

環境にも慣れ人にも慣れているのに餌を食べてくれない。
そんな時は、餌を変えて食事のバリエーションを増やしてみましょう。

ハリネズミは好き嫌いがあり偏食家ですので、同じ餌をずっと食べているとやがて飽きてしまいます。
また、餌を変えても自分の好みでなければなかなか食べてくれません。

すぐに飽きてしまう、好き嫌いが激しいという場合に、最も有効な方法が何種類かの餌をブレンドしてあげること

その時にも、例えば1週間単位でブレンドの比率を変えてみたりバリエーションを増やすことで、飽きずに食べ続けてくれるでしょう。しかし、1点だけ気をつけたいのは栄養バランスです。

バリエーションの変化ばかりに目が行ってしまい、つい脂質が多くなってしまったり、ミネラルが不足しがちになってしまったりすれば肥満や病気のもとになります。

栄養バランスにも注意しながら、飽きさせない工夫をしてみましょう。

食感に変化を与えてみる

いつもカリカリの餌ばかりあげているなら、水やミルクでふやかしてあげるのも有効な対策の1つです。
食感が変わればハリネズミも違う餌だと認識して、勢いよく食べてくれることがよくあります。

あまり好きではない食べ物も、水やミルクでふやかすことで味に変化が生まれて好きな餌に変わることもあります。

ただし、好きだった餌でも手を加えてしまったことで、見向きもしなくなることもあるので注意が必要です。

カギになるのが、食のバリエーションの数。
バリエーションが多ければ多いほど、毎日新鮮な気分でご飯の時間を楽しんでくれます。

そうすればご飯を食べてくれないなど、餌に関する悩みはだいぶ少なくなるはずです。

それでもダメなら病気を疑う

いろいろ工夫して餌のバリエーションを増やしても、なかなか食欲が戻らないとしたら、まず考えないといけないのは病気の可能性です。

栄養バランスが悪かったり、ちょっとしたストレスでも毎日与えられることで、大きな病気のきっかけを作ってしまうことになります。

良かれと思ってやっていたことでも、ハリネズミにとっては大きな負担になることもあります。そのため、毎日のスキンシップを欠かさず(ストレスにならない程度に)、どこか体に変化がないかどうかチェックしましょう。

それでも消化器の疾患や、腎臓や肝臓などの代謝性の疾患などは、外見では分かりにくくどうしても発見が遅れてしまいます。

食欲不振は何らかの病気の1つの重要なサインでもあります。病気以外に原因が見当たらない場合、何らかの疾患の可能性を考えて近所の動物病院で診てもらうのが得策でしょう。

病気が治ってくれば食欲も戻り、しっかりと栄養もとれるようになって体も回復していきます。食べることで丈夫な体が作られ、病気への免疫力もつくようになります。

ご飯を食べてくれないなど、ちょっとしたきっかけでいち早くハリネズミの異常、変化に気づいてスピーディーに対応してあげることで、健康寿命も長くなるはずです。

ハリネズミに餌をあげる前に確認しておこう

ハリネズミに餌をあげる前に確認しておきたいことがいくつかあります。
これを確認しておくことで、ご飯を食べてくれない、偏食ばかりする、食欲不振で栄養が足りず体が小さくなってきている、といった悩みにも素早く、解決に導いていけます。

1日にどれくらいの量を食べてる?

ハリネズミが1日に食べる分量は体重の5%ほどだと言われています。
子供のハリネズミは約10g大人であれば約20gほどが目安になります。
他の子より体格が大きければ食べる分量も、それに応じて多くなります。

飼っている子が毎日どれくらいの分量を食べているのかを、まず知ることが必要です。
最初は面倒でも、餌をあげるときに計量カップなどで分量を量ってあげてみてください。
餌が残っていないか、全部食べてもまだ欲しがっているかなど観察しながら、その子が毎日食べる分量を記録しておきましょう。

そうすれば食欲不振などになったときに、いつもよりどれくらい食べられていないかを計算し、必要なら動物病院の獣医さんなどに報告して診察してもらいましょう。

おやつをあげ過ぎてない?

おやつをあげ過ぎることで偏食し、主食であるハリネズミ専用フードを食べてくれなくなることがよくあります。
偏食する原因の多くがコレ。

ミルワームやピンクマウスなんかは特に脂質が多く、ハリネズミにとってはごちそうです。
食いつきが良いからついついあげすぎてしまいますが、おやつを主食としてあげるのは絶対にやめましょう

単にご飯を食べないという原因を作るだけでなく、栄養バランスが悪くなり、肥満街道を一直線に走ることになります。
脂質の多いおやつはあくまでおやつとして、主食の後に少し上げる程度で十分です。

主食をしっかり食べてくれれば、ミルワームやピンクマウスは毎日あげる必要はありません。

NGな食べ物を把握してる?

ハリネズミにも食べてはいけない食べ物があります。
食べてしまうことで中毒症状を起こしたり下痢や神経障害を引き起こしたりするので、必ず確認しておきましょう。

野菜類であれば、玉ねぎホウレン草
果物であれば、ビワなどです。

チョコレートナッツ類も食べさせないように気を付けましょう。

これらのNGな食べ物を把握しておくことで、最適な食べ物を毎日あげて健康な生活を送れるようになりますからね。

まとめ

このようにハリネズミが餌を食べてくれない原因は様々です。
紹介できていない原因もたくさんあるため、ここに書かれていることがすべてではありません。

もし、どうしても原因が分からない場合は、ひとりで考え込まずにまずは専門の獣医などに相談して、早めに解決してあげましょう。

ハリネズミはとてもデリケートは動物です。
小さなことでも、そのままにしておくことで大事に至ってしまう恐れもあります。

ここに書かれていることを参考にして、少しでも原因の解決に役立ててくださいね!

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