ハリネズミの便が緑色?排泄物で分かる隠されたサイン

The following two tabs change content below.
伊藤ヤスヒコ

伊藤ヤスヒコ

幼少のころからペットを飼っている、自他ともに認める動物好き。都内の某ペットショップ店長とは15年来の親友で、週2回は必ず動物たちのお世話を買って出ている。動物病院も併設されていいるため、獣医さんとの交流でさまざまな専門知識を吸収。ペットショップ店頭では、訪れたお客さんに飼い方などをアドバイスし、喜んでもらうのが最大の生き甲斐になっている。

ハリネズミの便は通常、茶色ですが、緑色の便をすることもあります。
その原因はストレスの場合もあれば、消化不良の場合もあります。

他にも感染症や病気にかかっている場合もあり、原因はハリネズミによって様々です。
その原因を探り改善することで、体調も良くなり通常の健康なうんちに戻ってくれます。

ハリネズミのうんちが緑色だけど病気なの?
どうしてうんちが緑色になっちゃうの?

そんな方の疑問を解決する記事を用意しました。

ハリネズミの排泄物に隠された重要なサインを見逃さず、いち早く気づいてあげることでハリネズミの健康を守ってあげましょう。

ハリネズミの便は何色?

顔を隠したハリネズミ

健康なハリネズミうんちは、普通茶色をしています。
ハムスターのうんちのようにコロコロしたものではなく、人の便のように長細いバナナ状のうんちです。

うんちの色や形や臭いなどは、食べ物によって変わってきます。
昆虫などあまり食べず、ドライフードばかり食べていれば、もっとコロッとしていて乾燥しています。

動物全般に言えることですが、排泄物の状態によって健康かどうか、体にどこか異常があるかということが分かります。
言葉を話せない動物を飼う私たちにとって、排泄物は彼らが無言で伝える“重要なサイン”になるわけです。

そのため、毎日便の状態をチェックして、健康状態を見てあげる必要があります。

そんなある時、朝起きて見てみたらトイレになにやら緑色の物体が…とちょっとドキっとした経験のある人も多いかもしれません。

そうです、ハリネズミは緑色のうんちをすることがあるんです。
この緑色って大丈夫なの?と心配になってしまいますが、まずはどうして緑色のうんちをするのか、原因を探っていきましょう。

ハリネズミの便が緑色だったら要注意

青いバナナ

ハリネズミのうんちが通常の茶色ではなく、緑色だったら何か体に異常があるんじゃないかと心配になってしまいますよね。

でも原因さえ分かれば、適切に対処していつものように見慣れた茶色のうんちに戻ることもあるので安心してください。

1.ストレスが原因 ハリネズミは警戒心が強く臆病な性格ですので、ちょっとしたことが原因で強くストレスがかかってしまうことがあります。

ストレスがかかる要因としては、

環境の変化
過度に触りすぎる
ケージの周囲に大きな音がよく聞こえる

特に住み慣れたペットショップやブリーダーから家に迎え入れた当初は、環境の変化に敏感になりストレスを感じてしまう子が少なからずいます。

そうすると、下痢をしたり緑色のうんちをすることがあります。
なぜうんちが緑色になるのかは、はっきりとは分かっていません。

また、腸の内側の粘膜(腸壁)がはがれ、一緒に排泄されて粘膜がついたような柔らかいうんちをすることもあります。

2.暑さや寒さが原因 ハリネズミは温度の変化にも敏感な生き物です。

暑すぎたり寒すぎたりすると、体調に異変が生じて便の状態がいつもとは違っていたり、重大な病気に発展してしまうケースもあります。

ハリネズミが好む温度は約25℃~29℃くらい。
夏であれば30℃以上、冬であれば18℃以下にまで下がってしまうと、要注意です。

部屋でエアコンをつけているから大丈夫!と安心はできません。
置かれているケージの場所によって、温度がけっこう変わってくるので、必ずケージの近くに温度計を設置して確認する必要があります。

暖かい空気は上のほうに向かう性質があるため、ケージを部屋の隅に置いてある場合は設定温度よりも低くなっている可能性があります。

逆に夏のクーラーは風が当たったり、設定温度よりも寒くなりすぎることもあり夏風邪の原因になることもあります。

こういった暑さや寒さもストレスになったり、体調を悪化させる原因にもなるので、ハリネズミのうんちの状態がいつもとは違っていたら、温度変化にももう一度目を配ってみましょう。

3.消化不良が原因 ハリネズミを部屋の中でお散歩させている飼い主さんもいると思います。

その際に注意してほしいのが、異物の誤飲です。

立った状態でざっと見渡しただけでは見つからない小さなゴミなどの異物が床に転がっていた場合、お散歩中のハリネズミは好奇心旺盛な性格を遺憾なく発揮して、つい口の中に入れて食べてしまうことがあります。

プラスチックなどの場合、消化されずに胃の中に残り消化不良になることが多いものです。

また毎日当たり前のようにあげているエサの中にも、固くて消化しきれずに腸の中に残ってしまい、軟便や緑色の便になることもあります。

ハリネズミは固いものが苦手な生き物です。
食べにくそうにしている場合は、水などでふやかして柔らかくしてあげるといいでしょう。

4.細菌感染などが原因 ハリネズミに限らず、多くの動物の腸内にはサルモネラ菌を持っていることが珍しくありません。

犬や猫や爬虫類などと一緒に飼っている場合、彼らから菌をもらってしまい感染して便が緑色になることもあります。

通常の免疫力があれば体調が変化することは少ないですが、病気を患っていたり食欲がなく栄養バランスが崩れていたりすると、免疫力が落ちて細菌に感染してしまうことが多くなります。

また寄生虫によるウイルス感染で、下痢になったり通常とは違う便が見られたりするので、細菌や寄生虫の影響も考える必要があります。

細菌の感染などが疑われる場合は、動物病院へ行って獣医さんに診てもらいましょう。
抗生物質や駆虫薬を投与してもらい、症状の改善をはかるよう努めてください。

緑色の便が長く続くようなら病院へ

ストレスや消化不良が原因で便が緑色になってしまった場合、その原因を取り除いてあげれば通常は便もすぐに茶色に戻ります。

でも、ストレスになるような原因もなく食べ物も柔らかく消化の良いものをあげているのに、便がいつまでも緑色のままなら、一度動物病院へ行って診てもらいましょう。

知らない間に異物を飲み込んで、腸内の環境が変化しているかもしれません。
あるいは表面上は元気でも、感染症や病気にかかっているかもしれません。

心配ならすぐに病院へ行って専門の獣医さんに診てもらいましょう。
早期に治療することで、大事には至らず軽症ですむ場合もあります。

まとめ

人と同じようにハリネズミも便の状態によって、健康かどうかが分かります。
その重要なサインを見落とさないためにも、毎日ハリネズミのうんちをチェックする習慣をつけましょう。

毎日の習慣が、重大なサインの気づきにつながります。
ハリネズミも「早く気づいて!」と目で訴えているかもしれませんよ。

関連コラム一覧