ハリネズミの大好きなミルワームはおやつに最適!あげ方のポイントとは

ハリネズミのとして一般的なミルワーム。
どのような餌なのでしょうか?

ミルワームとはゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫を指します。
昔からや実験施設などで爬虫類や鳥などの動物の生として幅広く利用されています。

その理由として、一般的に幼虫期間が長いため一年中エサとして供給できること、人工の環境に適用しやすいこと、そして大量繁殖が可能なことなどがあげられます。

どんなハリネズミでもミルワームを食べるの?

主に飼育動物用の生エサとして広く利用されているミルワームですが、ハリネズミも大好物な食べ物の一つです。

それではどんなハリネズミでもミルワームを好んで食べるのかといえば、答えはNOです。
好きな子の方が圧倒的に多いのは確かですが、中には苦手な子がいるのも確かです。

どんな日本人でもカレーライスやラーメンが好きとは限らないのと同じです。
はっきり嫌いと断言する人もいれば、好きではないけど一応食べられる、という人まで様々ですよね。

特にハリネズミは好き嫌いの多い生き物としても有名ですので(ハリネズミにとっては不名誉かもしれませんが)、ミルワームが嫌いな子がいても決して不思議ではありません。

ミルワームは主食ではなくや嗜好品として

ハリネズミはすることの多い生き物ですので、今まで食べていたエサをあまり食べなくなってきた、というようなことがよくあります。

そんな時におやつとして数匹あげるだけでも、ハリネズミにとっては食のバリエーションが増えて偏食を抑える
ことができます。

でも脂質がやや多くとリンのバランスが良くなく(1:14)カルシウムが不足してしまうので、主食としてあげるのは基本的に避けましょう(時や病気の予後など、たくさんの栄養が必要な時など例外はあります)。

それでも、豊富な栄養が必要な子供や妊娠中のお母さんハリネズミにとっては、栄養補助としては格好のおやつです。

おやつや嗜好品として、ハリネズミの食のバリエーションを増やしてあげる意味でも、ミルワームは一番おすすめできます。

活きているタイプのミルワームが一番栄養が豊富!

ここで勘の良い人なら、「ある疑問」が頭をよぎったかもしれません。
「ある疑問」とは、

ミルワームって活きているタイプと生タイプと乾燥タイプがあるけど、どれが一番良いの?

ということ。

おやつや嗜好品という位置づけのミルワームですが、口に入れて食べる以上、できるだけ栄養があるものをあげたいと思うのが飼い主さんの心情ですよね。

栄養価の高さという点で比較してみると、

活きているタイプ加熱処理した生タイプ乾燥タイプ

の順で、やっぱり何と言っても活きているミルワームが一番栄養豊富です。

他にも

  • 鮮度が抜群に良い
  • 繁殖ができる

という点で、生ミルワームやドライミルワームより優れています。

ただし、虫が苦手な方には慣れるのにちょっと時間がかかるかもしれません。
手で触ることなくピンセットであげることもできますので、相当な苦手意識がない限り、活き餌のミルワームはおすすめできますよ。

喜んで食べている姿を見ると、やっぱりあげてよかった!と思うはずです。

ミルワームのあげ方のポイント

生タイプや乾燥タイプのミルワームなら、そのままエサ皿にいれておけばハリネズミが好きなときに食べ尽くしてくれますが、活きているミルワームをあげる場合にはそういうわけにはいきません。

どのようにあげればいいのか、ミルワームの飼育方法も合わせてポイントを確認しておいてください。

ポイント①:1匹ずつあげる虫が苦手な方は、ミルワームをピンセットでつまんで直接ハリネズミにあげてください。
エサ皿にそのまま入れておくとミルワームが床材の下などに隠れてしまい、気がついたときにはサナギになり成虫にまで成長してしまうことがあるからです。
ハリネズミとのコミュニケーションツールのひとつとして捉え、1匹ずつあげてみてください。
ポイント②:ミルワームの頭は可能なら潰してあげるよくミルワームのあげ方として「ミルワームの頭は潰してあげる」という記述を見かけます。
必ず潰す必要があるというわけではありませんが、頭を食べさせないことで、ミルワームが胃の中で暴れたり食い散らすことなく安全に食べることができます。

ジャイアントミルワームなど大きな虫をあげる場合は、顎の力も強く頭を潰さなければ危険が伴いますが、小さなミルワームであればそれ程大きなリスクはないと考えても良さそうです。
ただし、虫に苦手意識がなく心配な方は、念のために頭をとってあげてみてくださいね。

ポイント③:1日にあげる量は2~3匹程度主食をしっかり食べる子であれば、ミルワームを1日に上げる量は2~3匹程度にとどめておきましょう。

あまり主食を好んで食べない子で栄養不足が気になるようであれば、もう少しあげても問題はありませんが、あまりあげすぎてミルワームしか食べないようになると栄養バランスが崩れて肥満のもとになります。

ミルワームを多くとるときは、カルシウムが不足してしまうので、粉末のカルシウムなどを混ぜてあげてみましょう。

ポイント④:ミルワームは冷蔵保管がベストミルワームは暖かいとすぐに大きくなり、成虫になってしまいます。
ミルワームを繁殖させる目的で飼っているのでなければ、特に夏場などは冷蔵庫に保管したほうがいいでしょう。

冬場でも暖房をつけっ放しにしていれば、すぐにサナギになってしまいハリネズミにとっては硬くて消化の悪い食べ物になってしまいます。
購入したら冷蔵で保存しなるべく早く食べきるようにしましょう。

それから、ミルワームのエサはふすま粉(小麦の表皮)が一般的です。
や他の小動物にもあげる場合は、ふすま粉をあげながら育てて元気で栄養豊富なミルワームを動物たちにあげてみてくださいね。

このカワイのミルワームは、他のメーカーより死んでいるものが少ないのがおすすめポイント。
せっかく大容量を購入しても、死んでいる子が多いとあまり意味がありません。

その点、カワイのミルワームは生存率がとても高いので使いやすくついリピートしちゃいます。

ハリネズミ愛好家の中でも人気のあるメーカーなので、「どこのミルワームがいいか分からない」という方は、カワイのミルワームを選んでおけばほぼ間違いありません。

おすすめですよ! 

まとめ

私たち人間と同じように、ハリネズミにも好き嫌いがありどうしても栄養のバランスが崩れがちになります。

そんな時に役に立つのが様々な種類のおやつですが、ミルワームは格好の“栄養補助食品”として多くのハリネズミと飼い主さんに重宝されています。

くれぐれもあげすぎには注意して、ハリネズミのライフをサポートしてあげてくださいね。

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