レオパを飼育するにあたって、ケージ内に敷く床材は必ず必要なものです。
何も敷かないで飼育すると、ケージ内にすぐに汚れが目立ってしまいますし、掃除が面倒な上、見栄えもよくありません。
これまでキッチンペーパーや新聞紙で飼育してきたけど、そろそろレオパも成長してきたので、床材を購入して過ごしやすい環境を作ってあげたい。
そんな方へ、床材の種類やそれぞれのメリット、デメリットを紹介していきます。
さっそく見ていきましょう!
レオパの床材とは?
床材は飼育ケージ内底面に敷いて、レオパが快適に過ごせるようにしたり、ケージ内の見栄えをよくするためのものです。
キッチンペーパーや新聞紙では、ケージの外からの見栄えがごちゃごちゃとしてしまい、あまりよくありません、、
しかし、15㎝以下の幼体は、床材を生餌と共に誤飲し、腸閉塞を起こしてしまうと大変なので、キッチンペーパーや新聞紙を使用したほうが良いでしょう。
15㎝以上の生体に成長してきたら、床材に挑戦してみましょう。
床材の種類
床材には大きく分けて、
砂・土系
植物系
その他(ペットシート・人工芝)
の3種類に分けられます。
具体的には、
砂・土系 | デザートサンド | ホワイトサンド | ソイル系(土に近い床素材)のもの | 赤玉土(園芸用のもの) |
---|---|---|---|---|
植物系 | クルミ殻サンド (クルミの殻を砕いた状態のもの/ウオールナッツサンドなどあり) | ヤシガラマット (ヤシの殻を細かくした状態のもの) | パークチップ (木材を砕き細かくした状態のもの) | |
その他 | ペットシート | 人工芝 |
などに分類されます。
次にそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
砂・土系の床材
メリット
デメリット
- レオパが誤飲した時、少量なら問題ないですが、大量に飲み込んでしまった場合、腸閉塞の原因となるので注意が必要
- 砂系で細かいタイプの砂を使っているものは、粉塵が舞うため、掃除をするのが大変な上、粉塵を飲み込んだレオパの体調が心配
- ソイル系(土に近い床素材)のものは、レオパが掘ってケージ側面に土が付いて汚れることがある
植物系の床材
メリット
- 排泄物の処理がしやすくて便利
- 自然の素材で作られているので、鑑賞性に優れ見栄えがよくなる
- ヤシガラ、パークチップタイプのものは、水分を多く含んでくれるので、湿度を高く保てる
デメリット
- レオパが大量に誤飲してしまった場合、腸閉塞の原因となるので注意が必要
- カビや虫が発生しやすいので、1か月に1回の定期的な交換が必要
- ヤシガラ、パークチップタイプのものは、ケージ内に生餌を放って与えている場合、床材の中に昆虫がもぐってしまい探すのが大変
その他の床材(ペットシート、人工芝)
メリット
- ペットシートは、シートを丸ごと取り換えれば済むので、メンテナンスが非常に楽
- ペットシートは保湿力が高いので、レオパには最適
- 人工芝は何回洗っても再利用できるので便利
デメリット
- ペットシートは、糞などの汚れが目立ち、見栄えがよくない
- 吸水ポリマー入りのペットシートは有害なため、レオパが誤飲すると体に良くない
- 人工芝は、芝が劣化してはがれて来た時に、餌と共に誤飲してしまう危険がある
掃除の頻度と注意点
床材の掃除の頻度
床材の掃除の頻度ですが、ペットシーツは汚れが目立つので毎日。
そのほかの床材は、清潔さを保つために2~3週間に1回は掃除してあげましょう。
床材の掃除の際の注意点
掃除の際は、レオパを別の飼育ケージやタッパなどの別の容器に移して移動させてから掃除しましょう。
その際に脱走しないようにハンドリングするか、タオルなどにうまく乗せて移動させるようにします。
まとめ
レオパの床材についてご紹介させていただきました。
メリットとデメリットを簡単にまとめると、
- 掃除がしやすく、自然環境に近いレイアウトができたり、レオパに必要な湿気を保てるものがある
- 毎日取り換えられて清潔で保湿性があるものがある
- 洗うことで何度も再利用できるものがある
- 誤飲の可能性がある
- 汚れの原因となるものがある
- 定期的に交換が必要なものがある
総合的にみて当サイトがおすすめする床材は、土系・砂系、植物系のものです。
以前私が働いていた爬虫類ショップでも土系の床材を使用していました。
床材を購入する際には、それらのメリットやデメリット、あなたの飼育環境に合ったものを購入してみてください。