
レオパを飼育する時に、温度管理は重要です。
温度管理をするためには、ケージ内全体を一定の温度に保ったり、ケージ内の部分的な場所を暖める方法があります。
レオパを飼い始めたけれども、温度管理をするために必要なものは色々あって、どれが最適かまだよくわからない。
そんなレオパ飼い主様のために。
レオパの飼育ケージ内を暖める保温球に絞り、保温球が必要な理由やその効果、商品の比較などについて紹介します。
保温球とは
保温球は、レオパの暮らす飼育ケージ内の温度を電球の光で暖めて過ごしやすくするための電球です。
昼間に活動して紫外線を浴びることが必要な爬虫類には、昼用の保温球があり、夜型で昼間の紫外線を浴びる必要のない爬虫類には夜用の保温球があります。
爬虫類によって使用用途が異なります。
そして、夜行性のレオパには、夜用の保温球を使用します。
保温球がレオパに必要な理由
レオパは変温動物のため、気温により体温が変化します。
活動が活発になる温度も25℃~30℃が適温であり、代謝に必要な温度が決まっているため、冬場などの寒い時期に温度が大きく下がってしまうと、活動に支障が出てしまいます。
そのため、保温球などの器具で人工的にレオパが活動しやすい温度を作る必要があるのです。
保温球の効果
保温球を使うことによって、レオパが暮らすケージ内全体を短時間で暖めることができます。
保温球のワット数ですが、45㎝の飼育ケージだと40~60W、60㎝のケージならば60~80W、北海道などの比較的寒くて温度が上がりにくい地域だと100W以上の保温球でも問題はないでしょう。
種類は3つ
散光型 | 全体的に光を当てる保温球です。 パネルヒーターのように下から温めるのではなく、ケージ内を満遍なく温められます。 |
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集光型 | 1か所に光を当てられるタイプの保温球です。 部分的に温めたいときに力を発揮します。 |
その他 | バスキングライトがあります。 バスキングライトは、昼間活動する爬虫類に光を当てるために使うものです。 その種類として、昼夜兼用タイプや夜用のものがあります。昼夜兼用は、朝方や夕方の光をイメージした光を発し、夜用は月明りをイメージした暖かい青い光がでます。 (※昼用のものは、レオパが日光浴をしないので使用しません。) |
保温球のおすすめ商品
おすすめの商品が3つありますので、ご紹介します。
アサヒ電子 保温電球
まずご紹介するのは、アサヒの保温電球です。
散光型の保温球です。
ワット数は5種類ほどあるのですが、レオパの飼育ケージに設置するには、40W、60W、100Wのものを使用するとよいでしょう。
このアサヒ電子の保温電球を設置した場合、外気温+7℃の効果があるといわれています。
冬場にヒーターで部屋の温度を、25℃に設定していても飼育ケージ内まで暖まっているとは限らないので、この保温球を使えば中までしっかり暖まります。
マルカン保温電球
次にご紹介するのは、マルカンの保温電球です。
同じく散光型の保温球です。
このマルカンの400Wの保温電球を水槽に設置した場合、室温+7℃の効果があるといます。
ガラスケースタイプの飼育ケージでレオパを飼っているならば、熱がこもるので満遍なく温められるのではないでしょうか?
(ただし、通気性をよくしないとレオパが参ってしまうので注意してあげましょう)
GEX エキゾテラ 散光型 ナイトグロー ムーンライトランプ
散光型のムーンライトランプならば、これです。
この商品は、レオパをはじめ爬虫類の関連商品を多く出しているGEXさんの商品です。
月の明かりを再現した青くほのかに光るランプがレオパにとって心地よい光です。
また、飼い主さんが深夜に真っ暗な部屋の中でも、ケージ内の居場所を確認できるため安心です。
まとめ
今回は、レオパの保温球についてみてきました。
レオパは気温により体温が変わる変温動物のため、体温が低下する冬の寒い時期には、最適な生活温度を保つ必要があります。
短時間で飼育ケージ内を暖めることができる保温球は、そんな寒い季節にもってこいの商品だと思います。
保温球について簡単な説明をさせて頂きましたが、購入する際の判断材料としてお役に立てれば幸いです。