デュビア

レオパの餌デュビアの特徴や保管、飼育方法について

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玉木 アキト

玉木 アキト

WEBライター玉木アキト(たまきあきと)です。 爬虫類好きが高じて、8年ほどペットショップで働いていた経験があります。 家でのレオパ飼育歴は6年。過去には文鳥や犬(シーズー犬)、カエルやカブトムシ、クワガタなどの昆虫も飼っていたことのある、動物と映画が好きなおっさんです。 pet aboutの専属WEBライターとして、爬虫類の魅力や不思議を初心者の方にもわかりやすく紹介する記事を書いていきたいと思ってます。

レオパが食べる生餌にデュビアというゴキブリの一種がいます。

デュビアは、正式名称アルゼンチンフォレストローチという、中米から南米の広範囲に生息している昆虫で、爬虫類や熱帯魚、猛禽類飼育者の間では定番の昆虫食で、既にヨーロッパやアメリカでは広く普及しています。

女性だけでなく、男性でもゴキブリと聞くと「ギャッ!」という拒否反応を示すかもしれませんが、幼虫やメスに限ってはゴキブリとは違いずんぐりとした見た目で、大きなダンゴムシのような形をしているため、慣れてくればカワイらしく見えないこともないです。

そして、レオパにとって栄養分も申し分のないおすすめの餌であると言えます。

ゴキブリに対して抵抗があるかないか意見が分かれるとは思いますが、ここの記事ではレオパのエサの一つデュビアについてご紹介します。

デュビアの特徴

外見や動き

デュビアの幼虫とメスには羽がなく、ずんぐりむっくりとした形をしています。

オスはというと・・・
皆さんのイメージ通りのゴキブリの形をしています。
そして、羽があり、たまに飛びます。

たまに飛ぶとはいうものの、求愛行動をする時に羽ばたく程度のもため、一般的なゴキブリのように飛んで移動するわけではありません。
また、雌のデュビアは羽がないといいましたが、退化によって残った小さな前羽だけは残っています。
※前羽のみなため飛べません

幼虫やメス、オス共に、レオパの餌の一つコオロギと比べると動きがやや遅くて、捕まえるのが簡単です。
(注:個人による感覚の違いはあります。)

大きさ

幼体は、約5㎜ほどの大きさ、成虫になると最大で約3.5㎝~4㎝の大きさになります。
とはいえその大きさは一定ではなく、幼体から成虫へと成長する過程でのサイズの幅は様々となります。

孵化した時から5~6回ほど脱皮を繰り返し成虫になります。

普段の餌として、拒食を起こしている時など、その時々のシチュエーションに対応した餌としてストックしておいてレオパに与えましょう。

デュビアのメリット

メリット6:うるさくないデュビアを保管するケースの中などで、カサカサっと動くことはありますが、コオロギの様に鳴き声を立ててうるさいことはありませんので、大量に扱っても寝不足などの心配はありません。

メリット1:レオパの食いつきがよい なんといってもレオパにとってデュビアは食いつきがよいエサです。
コオロギのようにレオパにとって消化に悪い羽や後ろ足を持つ昆虫と比べると、消化によいといえます。
メリット2:動きが遅い コオロギと比べて鈍い動きなため、レオパの給餌の時にピンセットで容易に捕まえることができますし、プラスチックケースやガラス面などつるつるとした所も登れませんので逃げ出すこともなく管理が楽です。
メリット3:環境への順応性が高い デュビアは環境への順応性が高いため、広い範囲の湿度や気温にも順応可能です。
多少エサがなくなっても共食いをしませんし、水が切れても死んだりしません。
共食いをしないため、サイズの小さい飼育ケースに大量にストックもできるため便利です。また、卵胎生のため掃除をしたり、幼虫と成虫を分ける必要もありませんし、掃除を少々怠ってもコオロギの様に死んだりすることもありません。
メリット4:レオパに噛みついて傷つけたりしない 飼育ケージの中にデュビアを放ったままにしておいても噛みついたりしないため、安心です。
メリット5:においが少ない コオロギと比べると無臭に近いといえます。
無臭とはいえ、餌の食べ残しや死骸の掃除を怠り続けていたり、部屋の湿度が高いと臭いが発生してしまいますので、適度な掃除は必要です。

デュビアのデメリット

デメリット1:見た目 外見がゴキブリであることは確かにネックかもしれません。
可愛いレオパのためには、勇気を出して慣れていくか、「どうしても無理!」という場合は別の餌を考えなければならないかもしれません。
別のエサにも長所や短所はあるということは覚えておきましょう。
デメリット2:繁殖に時間がかかる デュビアは幼体から成虫になるまでの期間が非常に長く約半年かかるため、コオロギや同じ生餌のレッドローチというゴキブリと比べると、短期間での繁殖には不向きです。
飼育してストックしておくには計画的にデュビアを繁殖させる必要があります。繁殖を考えていない方は、ペットショップや通販などで購入する際に多めの量のデュビアを購入しておきましょう。

デュビアの栄養価

ミルワームやハニーワーム、ピンクマウスなどの様に高カロリーでなく、低脂肪高たんぱくが特徴です。

また、植物性の餌であるため、ビタミンやミネラルが豊富であると言えます。

レオパに与えるエサとしてのデュビアは、全体として良質な餌といえるでしょう。

デュビアの保管方法

レオパに短期間でデュビアを食べさせようとお考えの飼い主さんのために保管方法をお伝えします。
※約20匹~50匹くらいのデュビアを購入した方を想定しています。

必要なもの

飼育ケース 短期間に保存するならば、少し高さのある適当なプラスチックケースがよいでしょう。
(デュビアは、高い所を登れないとはいえ、蓋つきのプラスチックケースにしましょう。)
デュビアが隠れることのできる容器 デュビアは物陰に隠れることを好む傾向にあり、隠れ家を用意してあげましょう。
紙製の卵トレーは隠れ家として最適です。
デュビアがひっくり返ったりした場合にも、起き上がる補助の役割も果たしてくれます。
デュビアの飼育ケースを保管する場所 通気性が悪いとダニの発生を招き、デュビアが死んでしまいますので、風通しのよい所に置きましょう。

デュビアの与え方

成虫になったデュビアはサイズが大きく成体のレオパでも食べにくいため、幼体の適当な大きさのものを与えるか、中々勇気が必要とはなりますがはさみなどで食べやすいサイズに切って与えてあげましょう。

あげ方としては、ピンセットでつまんで、レオパの目線の下で動かしながら給餌するのがおすすめです。
(カルシウム不足を補うためにダスティングすることも重要です。)

飼育ケージ内に放って与える方もいらっしゃいますが、床材に潜るなどしてレオパが食べづらくなってしまうため、避けた方がよいでしょう。

飼育・繁殖に必要なもの、繁殖のコツ

「レオパのためにデュビアを沢山食べさせてあげたい。」
と決心した方は、100匹単位で飼育して、尚且つ繁殖に挑戦してみましょう。

飼育に必要なもの

通気性の飼育ケースか衣装ケース 飼育ケースは通気性のよい物を選びましょう。
通気性の悪さが、臭いやダニ発生の原因になることがあるので、気になる方は通気性のよい大きめの虫かごでもいいかもしれません。衣装ケースで飼育する場合、蓋の枠を切り取って残し、網戸ネットや園芸用のネットを張って通気性をよくしましょう。デュビアを入れる数量ですが、密集して飼育していても共食いをしないため、たくさん入れても問題はありません。
大きめの入れ物であれば、200~300匹くらいは飼育できます。
密集して飼育することで、交尾の確率が高くなり繁殖しやすくなるという利点があります。
デュビアが隠れることのできる容器 少量を保管するときと同じです。
紙製の卵トレーなどを使って隠れ家にしてあげましょう。
床材 床材を敷く方もいらっしゃいますが、ダニやカビの発生原因となる可能性も高く、酷い場合にはデュビアを廃棄しなければならなくなるため、状況に応じて使い分けましょう。
エサ入れ ケース内が不衛生になって面倒な掃除をしなければならないことを考えると、エサ入れを用意したほうが直接エサを置くより清潔に保てます。
水入れ 餌に含まれている水分で水を補うこともできますが、密集した空間で大量に飼育するには水入れに水分を入れておいた方よいでしょう。
水入れの材質は、幼体も成体も同じ空間で飼育するため、ざらざらとした材質で、高さの低いものを購入しておくとよいです。
爬虫類用の水入れがおすすめです。

繁殖に必要なもの

パネルヒーター 低温になると繁殖の可能性が低くなってしまうため、繁殖を促すには温度調整器具が必要です。
デュビアの繁殖スピードが速まる適温は、25℃~30℃が一般的といわれており、人によっては28℃~29℃までという方もいます。
適温はご自身で試してみて、最適な温度を見つけてみましょう。

繁殖のコツ

デュビアを繁殖させるには、飼育ケース内にいるデュビア同士の密着度が大切です。
密着度が高まれば高まるほど、フェロモンを発し繁殖の確率がグッと高まります。

そして、温度は特に重要です。
パネルヒーターの所でも取り上げましたが、デュビアの繁殖スピードは、25℃~30℃くらいが適温なため飼育ケース内はその温度に保ちましょう。
その温度設定ならば、効率的に繁殖していくでしょう。

デュビアに与えるエサ

デュビアは様々なものを食べます。

野菜や果物 かぼちゃやにんじん、小松菜やきゅうり、キャベツなどの野菜、バナナやリンゴなどの甘い果物も好んで食べます。
昆虫ゼリー 主にデュビアの水分補給のためのエサです。

これらの餌を食べているデュビアをレオパが食べることによって、間接的に必要な栄養を摂取できることになります。

デュビアの飼育にラビットフードやドッグフード、フィッシュミールを与えるとよいという方もいらっしゃいますが、これは誤った情報です。

これらの動物性の食品は栄養価が高いのですが、自然の中にはない栄養価の食事を摂って育ったデュビアをレオパが食べることによって、本来の成長バランスを崩し、過食からくる肥満を起こしてしまう危険があるため、やめておきましょう。

まとめ

レオパのエサ、デュビアについて紹介してきました。

レオパを飼うにあたって、昆虫の餌は避けて通ることはできませんので、レオパが拒食で何も食べなくなることも見越して飼い主さんも昆虫に慣れておくことが必要かもしれません。

私の知り合いの爬虫類専門店の店長さんは、「昆虫を触れることができないのであれば、爬虫類を飼う資格はないかもしれないですねー。」と言っていました。

がしかし、そうはいってもゴキブリは。。
と感じる方は、他の方法でレオパに餌をあげることを考えておくとよいかもしれません。

そして、無理にとは言いません。
もし勇気が出たならば、栄養たっぷりでレオパの餌に最適なデュビアを扱ってみることをおすすめしたいです。

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