成長期を経て大人になったうさぎは、偏った食生活や運動不足などが続けば案外簡単に肥満体型となってしまいます。
そして肥満となれば次に怖いのはそれに伴う病気ではないでしょうか?
うさぎの肥満は病気を引き起こしやすく、早めに解消してあげることが重要になります。
特に、ロップイヤーという耳の垂れている人気の種類のうさぎは肥満体質であるため専用のペレットが用意されているくらいなんです。
うさぎの肥満について解説しながら、未然に肥満を防ぐおすすめのペレットをご紹介していきます!
肥満は様々な病気の元になる
うさぎの健康でまず第一に気を付けるべきは「肥満」だと言えるでしょう。
どんなに健康的に見えるうさぎでも、脂肪が通常よりもたくさんついている状況は医学的な観点から見てもあまり好ましい状態とは言えません。
いまは大事には至らなくても肥満は様々な病気の元になるといわれていますので、なるべく早めに解消したい問題です。
肥満による病気のリスクは以下のものがあります。
- 足裏や関節への負担
- 運動不足になりやすい
- 食糞やグルーミングが困難になる
- 心臓をはじめとする内臓への負担が増える
足裏や関節への負担 | 体重が増加することによって足裏に負担がかかり、足の裏の毛が抜けてソアホックになる危険性が高まります。 また体が重くなるとその体を支えている関節にも負担が増していき、思うように動けなくなることも…。 |
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食糞やグルーミングが困難になる | うさぎは食糞で足りなくなった栄養を補い、体全体のグルーミングによって健康を維持しています。 これらを行うのが難しくなると十分な栄養を摂るのが難しくなるばかりか、グルーミングができなくなることで皮膚炎などにもかかりやすくなります。 さらに伸びた毛を飲み込んでしまうなどして毛球症のリスクもでてきます。 |
心臓をはじめとする内臓への負担が増える | 体や内臓に脂肪がつくことで呼吸がしにくくなったり、消化器官の働きが悪くなることも考えられます。 |
ロップイヤーは太りやすい体質?
そんなうさぎの中でも耳が大きく垂れ下がっているロップイヤーは食欲も旺盛で、体質的に比較的太りやすいといわれています。
太りやすいとなれば、当然上のような症状にかかる可能性も高くなるわけですから、ロップイヤーを飼われている方はとても心配になりますよね?
実際に太ってきて困っているという方もいることでしょう。
「できればカロリーや脂肪を抑えて食物繊維を豊富に摂らせ、なおかつロップイヤーにとって嗜好性が高く食べやすいペレットはないだろうか」
とお悩みの方は多いと思います。
そこで、肥満になりがちなロップイヤー種の体質に配慮して作られたおすすめのペレットをご紹介します。
太りやすいロップイヤーにおすすめのペレット
「バニセレ」の名で親しまれているイースターのバニーセレクションシリーズ、それのロップイヤー専用のペレットです。
高繊維且つ太りにくい成分が配合されているのが特徴です。
・高繊維で低カロリー低たんぱくの良質なティモシー牧草を主原料としています。
脂肪分も控えめのため、太りやすい品種でも安心して食べ続けられます。
・L‐カルニチンによって脂質の代謝を高め、エネルギーへ変換されて体内を活性化させます。
また桑の葉は糖の吸収を抑えるため、ダイエットに最適です。
・高濃度乳酸菌(EC-12株)のおかげで消化器官のトラブルを防ぎ、フンのコンディションも良くなります。
・食いつきが良く、それでいて太りにくい。
硬さもちょうどよく不正咬合防止にもなります。
うさぎの肥満対策
肥満かな?と思ったら、高カロリーのペレットや糖分の多いおやつはなるべく与えず、高繊維で低カロリーの食事を与えるようにしましょう。
また主食はあくまで牧草です。
高繊維のティモシーを中心に与えてあげてください。
マメに体重計で体重を測りましょう。
うさぎの元気が無かったり、体調不良を少しでも疑うようなら病院で診てもらいましょう。
健康診断だけではなく、食事の適量や正しい運動の方法なども教えてくれますよ。
まとめ
- うさぎの肥満は病気に繋がりやすいため、少しずつ肥満を解消していく必要がある
- 肥満を放置しておくと、様々な病気を誘発しやすいため注意が必要
- ロップイヤー種は体質的に太りやすいためペレットなどは慎重に選択
- うさぎの体重測定や健康管理はマメに行うのが良い