ピンクマウスは、生後間もないハツカネズミの赤ちゃんのことです。
レオパには基本的に、冷凍されたピンクマウスを与えるのが一般的で、メインの餌というよりは栄養補助的な役割を持った食べ物になります。
レオパを飼育していて、「昆虫や人工餌にも飽きてきて食いつきが悪くなった。もう、あげるものないよ。。」
とぼやきがちのあなたへ。
冷凍のピンクマウスを与えたことがないのなら、餌のバリエーションを増やす意味でも挑戦してみませんか?
ここでは、冷凍ピンクマウスをレオパにあげる時の注意点やおすすめの商品を紹介したいと思います。
冷凍ピンクマウスを与える際の注意点3つ
レオパに冷凍の食べ物をあげる時には、注意しなければならないことが3つあります。
2.あげるサイズに気を付ける
3.あげすぎに注意
具体的にそれぞれみていきましょう。
①きちんと解凍してからあげる~ピンクマウスの解凍方法~
レオパに冷凍の食べ物を与える時に、きちんと解凍しないままでたべさせてしまうと、消化しきれずに腸閉塞を発症してしまうことがあるため注意が必要です。
その解凍方法はいくつか方法がありますが、最も一般的な方法はお湯につけての解凍です。
手順1:解凍用のタッパーを用意する | タッパーの大きさは解凍するピンクマウスの数によって変わってきますが、お湯を入れる関係上、ある程度の深さの余裕がある大きいものの方がよいでしょう。 また、菌の繁殖を抑えるためにも、100円ショップで大量にタッパーを購入しておいても損はないですね。 |
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手順2:タッパーに移す | ピンクマウスを冷凍庫から取り出した時に、品質に問題がないか確認しましょう。 例えば、赤茶色に変色していたり、形が変形していたり、手足が欠け落ちてしまっているようならば、鮮度が落ちている証拠なので使用しないようにしてください。 |
手順3:タッパーにお湯を注ぐ | 熱湯や熱すぎるお湯は避けましょう。 ピンクマウスを解凍するのにかけるお湯の温度は、45~60℃が最適です。 |
手順4:時々お湯を交換する | お湯をかけてしばらくすると、解凍で発生した水分に混ざってお湯が冷えていきます。 外側からタッパーを触れてみて、明らかに冷めているのが分かったら、新しいお湯に交換しましょう。 何度も何度もお湯を交換して、内臓まで確実に解凍された状態になるまで手を抜いてはいけません。 |
手順5:きちんと解凍できている確認 | お湯の交換を繰り返したあとは、ピンクマウスのお腹を指で軽く押してみて、解凍具合を確認します。 ぷにぷにした感触があれば、確実に内臓まで解凍できていると判断してよいでしょう。 あらかじめ溶け初めの頃の固い感触をつかんでおいて、その感触を目安に溶け具合を確認するとよいでしょう。 |
手順6:水分をしっかりとふき取る | タオルなどで水分をしっかりとふきとりましょう。 レオパによっては濡れたピンクマウスを嫌がったり、床材が一緒についてしまうのを嫌がるためです。 |
手順7:温度が温かいうちにレオパにあげる | 解凍したらできるだけ早くあげるようにしましょう。 レオパによっては冷めたピンクマウスに興味をみせないこともあるからです。 ベストな状態は、手で触れてみて人肌より少し温かいかな?と感じる温度です。 ケージ内のヒーターの近くにおいてあげて、冷めないようにしてあげるのも大事な気遣いです。 |
初めてあげるピンクマウスなので、ピンセットなどでつまみながらレオパの目線の近くで生き物のように動かして、餌と認識させてあげるとよいでしょう。
②あげるサイズに気を付ける
ピンクマウスを食べるのにちょうどよいサイズは、レオパの顔半分くらいです。
顔より大きいサイズのものをあげてしまうと、顎が外れたりすることもありますので、先ずは小さめのサイズのものにしましょう。
③あげすぎに注意
ピンクマウスは栄養価の高い餌なので、レオパにそればかり食べさせると肥満になったり、拒食を起こした時にそれしか食べなくなってしまいます。
理想としては、月に1回ですが、もう少し頻度をあげるとしても月に2回から3回の給餌にしましょう。
そして、拒食などで弱っていたり、産卵後のレオパに与えるのがベストです。
成長期のレオパに与えるのもいいのですが、食べすぎて肥満を起こさないように飼い主さん側でコントロールしなければなりません。
おすすめ冷凍ピンクマウス
ピンクマウスをレオパにあげる際の注意点を見てきたところで、おすすめの商品を紹介します。
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この月夜野ファームさんは、爬虫類飼育者さんの間では、評価がとても高いメーカーさんです。
評価の理由として、徹底した品質管理があげられます。
細菌やウイルスを完全に死滅させるための機械を使用して、マウスが使っていた床材や食餌などの施設内に運び入れたもの全ても消毒・殺菌を行います。
そして、人間が入る場合も30分以上かけてたっぷりと消毒殺菌をしないとに機械室に入れない徹底ぶりです。
この商品の見た目ですが、白に近いピンク色をしています。
品質を見極めるための色として、この白に近いピンク色は品質のよさを現しているので判断する上で重要です。
ピンクマウスの身体の表面が乾燥して酸化している冷凍焼けの状態も見られず、他のメーカーのピンクマウスとは異なり少し大きめなのも魅力です。
人気商品のため売れ行きが早いため、在庫があるうちに購入しておいて損はないでしょう。
まとめ
レオパにピンクマウスを与えるには、解凍の方法、頻度、食べごろのサイズにも気を使ってやらなければいけないことがわかりました。
レオパにとってピンクマウスは、好みが分かれるので、全く食べないものがいるのも事実です。
そんな時は、無理に与えるとかえってストレスになってしまいますので、給餌を止めましょう。
拒食を起こしていて、どうしてもピンクマウスしか栄養を取る手段がない場合は、今まで食べていたコオロギの汁をマウスの表面に塗るなどして食べるか試してみましょう。