うさぎが牧草を食べ飽きた時の3つの正しい対処方

飼っているうさぎがを食べてくれないとき、あなたならどうしますか?

明らかに食べる量が少なくなっている、ひどい場合は全く手を付けない。
今まで食べていたのになぜ??

心配はごもっともですがそれほど慌てなくても大丈夫です。

実はこれ“よくあること”なのです。
このようなときの対処法及び、このような事態を未然に防ぐ方法をご紹介します。

うさぎは牧草に飽きることも!?

うさぎは牧草を主食としています。
食べなければろくに栄養も摂れずになってしまうでしょう。
食べ物は生命維持に直結するため、飼い主さんは大慌てのはず。

普段食べている主食をある日突然食べなくなったとき、その原因はほとんどが食欲の低下や一時的な体調変化というケースが多いのですが、好き嫌いが激しいうさぎだと、単にその牧草に飽きたからという理由だけの場合もあるようです。

個体にもよりますが、好みが少しずつ変わるといったことも起こり得ます。

タイミングとしては突然食べなくなる場合もあれば、少しずつ食が細っていく場合もあります。

たしかに毎日同じ牧草だと気分次第で飽きて食べなくなるかもしれません。
人間の言葉で言えば「またコレか…たまには別のものが食べたい!」という無言の訴えのようです。
しかし食べてくれないからといって、そこで新たな牧草を与えれば解決かというとそうでもなく、ウサギは警戒心が強いので、初めてのものはなかなか食べてくれない傾向にあります。

ではどうすれば食べてくれるようになるのでしょうか?

方法① を与えてみる

もしうさぎの食が進んでいないようでしたら子供のころに与えていたアルファルファを与えてみましょう。
ティモシーよりも嗜好性が強いので大半のうさぎは食べてくれるはずです。

弱っていて食欲が低下している場合でも、アルファルファは高タンパク・高カロリーなので、体力が足りていないときに与えると効果があります。

ただしアルファルファばかりだと高栄養でや結石を招いてしまう恐れがありますから、食べるようになってきたら少しずつ元のティモシーに戻していきましょう。

方法② 牧草を変えてみる

大人のうさぎの主食はティモシー牧草ですが、ティモシーにも固いものから柔らかいもの、産地も含めて様々な種類があるため、今ある牧草を見直して別の牧草にしてみるのもひとつの手です。

ただし既に申し上げた通り、いきなり新たな牧草に変えると警戒してなかなか食べてくれないこともあります。
その場合は少しずつあやしながら警戒心を解き、工夫を凝らしながら与えていきましょう。

一時的にペレットの量を少しだけ増やしてみるのも手です。

方法③ 色々な牧草をミックスしてみる

今のティモシー牧草に様々な種類の牧草を混ぜて与えてみましょう。
どれか一つでも気に入ったものがあれば積極的に食べてくれたりもします。

たとえばアルファルファ以外にも以下のようなやオーチャードグラスと呼ばれるイネ科の植物は高繊維質ながら甘みが際立ち、嗜好性が高いといわれています。

また低なので結石などにはかかりにくく、香りも良く柔らかい仕上がりなのでその万能さに人気があります。

その他の手段としては、果物や乾燥などを併せて与えたり、ランチボールなどで遊ばせながら与えるだけでも反応が違ってくることがあります。

いずれにしろ、ある程度まとまった種類の牧草を与えておくことで、うさぎ自身もいろいろな種類に慣れていきます。
そうすれば今後また特定の牧草を食べなくなったときに代替が効きやすいですから必要以上に慌てなくてすむようになるでしょう。

突然食べなくなるのを未然に防ぐためには

幸いにもまだうさぎがそっぽむくようなことになっていない場合にも、日ごろから色々な種類の牧草を与えておくことが大切です。

ミックスの仕方は多岐にわたります。
1番刈りと2番刈りを一緒にしたり、アルファルファとティモシーを3:7の割合で混ぜたり、またティモシーにオーツヘイやオーチャードグラスを盛り込んだりと何通りかあるので、効果があるものを継続していきましょう。

重篤な症状の場合も

以上のような試みを行ってもほとんど全く食べない様な場合は病気が隠れている可能性もあります。

歯の伸び過ぎなどの口腔問題や胃腸障害でもうさぎは食べなくなることが多いのでよく観察しておきましょう。

思い当たるようなら迷わず病院へ連れて行ってください。

まとめ

  • うさぎがある日突然牧草を食べなくなっても慌てないこと
  • 対象不良や食欲不振だけではなく、単に飽きて食べなくなることもある
  • 色々な種類の牧草、野菜、ペレットなどを使って与え方を工夫してみよう
  • 方法を変えても全く食べない場合は危険 早めに病院に
  • 突然食べなくなった時の対処法のためにも、日ごろから色々な牧草に慣れさせておくことが重要