
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)の餌について調べていると、ハニーワームという餌の名前を目にしたことはありませんか?
ハニーワームって何?
どんな時に与えればいい餌なの?
そんな疑問を持っているレオパ初心者のあなたのために。
この記事では、
- ハニーワームとは?
- ハニーワームの種類
- 与え方
- 保存方法
- おすすめ通販商品
などについて、爬虫類ショップで8年ほどスタッフをしていた編集部の玉木が、自身の経験や知識をもとに紹介していきます。
この記事がレオパを飼う上でのお役に立てれば、幸いです。
それでは、参りましょう!
ハニーワームとは?
ハニーワームは、ミツバチに寄生するハチノスツヅリガの幼虫で、脂肪分が多く栄養たっぷりな餌です。
そのため、レオパに主食として与えるというよりは、拒食や産後、自切(じせつ)で体力が弱って痩せている時の栄養補給として与えるのに適した餌です。
普段からハニーワームを与えると栄養過多になり肥満になるため、緊急時以外は与えないようにしましょう。
ハニーワームの種類は2つ
ハニーワームには繭(まゆ)ありと、繭なしの2種類があります。
購入する際にはきちんとどちらの種類の商品であるか確認してからにしましょう。
繭ありハニーワーム
薄皮のような繭に入っているハニーワームです。
レオパに与える時には、繭からハニーワームを取り出さなければならない手間があります。
また、そのまま放っておくとさなぎとなり、1週間ほどで成虫の蛾となってしまいます。
繭なしハニーワーム
繭を作らないように加工をされたハニーワームは、皮をむく手間もなく何もせずにそのままレオパに与えることができるため手間が掛かりません。
購入するのであれば基本的に繭なしのハニーワームがおすすめです。
ハニーワームの与え方
レオパにハニーワームを与える時は、カルシウム剤をまぶしてから与えてあげましょう。
ハニーワームにはカルシウムが足りないため、レオパにそのままの状態で与え続けると、クル病という病気に罹ってしまいまう恐れがあるからです。
(※クル病=カルシウム不足から骨の異常を起こす病気。)
そして、ピンセットでつまんで、レオパの口元に近づける形で与えましょう。
ハニーワームをそのままケージ内に放ったままにしておくと、飼育ケース内の壁を登ったり、小さな隙間から逃げ出してしまうことがあります。
気づくと壁にくっついていたり、繭を作り蛾となって部屋を飛び回っていたなんてことのないように、必ずピンセットでつまんで1匹づつ与えましょう。
どんな時に与える?
ハニーワームは、拒食、産後、自切でレオパの体力が落ちやせてしまった時、体力を回復させるために与えてあげましょう。
1日に何匹与える?
上記したように、レオパの体力を回復させるためには、ハニーワームを1日何匹与えればいいのでしょうか?
与えるのにおすすめの量は、1日に1~3匹が適当です。
ご家庭のレオパの様子を見ながら、適当な量や給餌間隔を見つけてみましょう。
ちなみに我が家で体力が弱っていた時には、ハニーワームは2日おきに3匹与えていました。
いつまで与える?
「体力が衰えているレオパには、ハニーワームをいつまで与えればいいんだろう?」
そんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
その基準は、尻尾や首に肉が付いて、ふっくらしてくるまでです。
そして、尻尾が太くなり栄養が回復したと判断したら、ハニーワームからコオロギやデュビアなどの餌に徐々に切り替えましょう。
大体1週間~2週間程度で回復してくる子が多いですね。
コオロギやデュビアへは、うまいタイミングで切り替えないと、ハニーワームしか食べない栄養の偏った肥満体質のレオパになってしまうため注意してくださいね。
ハニーワームを食べない場合はどうする?
レオパの中には、初めてのハニーワームに反応しない子もいます。
そのような場合には、ハニーワームの体に針を刺して、レオパに汁をなめさせてあげましょう。
ハニーワームのほのかな甘い匂いが食欲を誘い、食べ始めるかもしれません。
少し残酷かと思いますが、食べない時はこの方法で試してみましょう。
ハニーワームの保存方法
ハニーワームの保存は、タッパーなどの隙間がない容器であればなんでもよいでしょう。
隙間があると、よじ登って出てきてしまう恐れがあります。
そして、その容器の中にはハニーワームの餌となるハチミツとふすまを練ったものを入れておきましょう。
ハニーワームは蜂に寄生して蜜を吸って生きていくため、ミツバチの巣の中にいるのと同じ状況を作ってあげるのです。
適切な温度
ハニーワームを保存するためには、適切な温度を守ることが重要です。
すぐに食べさせてあげる際は、10℃~15℃の間で保存するようにしましょう。
16℃以上で保存をすると、ハニーワームの動きが活発になり、さなぎになってしまう可能性が高くなります。
長期的な保存を考えている場合は、冷蔵庫で5℃~10℃程度の低温で保存してください。
冬眠状態となり、鮮度が高いまま保存することができます。
冬眠状態のハニーワームをレオパに与える際には、15℃~20℃の温度になる場所へハニーワームを持っていき、再び動き出してから与えるようにしましょう。
(※レオパに餌を与える数時間前くらいから、適温の15℃~20℃くらいの温度で置いておくことをおすすめします。)
ハニーワームおすすめ通販商品
ハニーワームはペットショップで取り扱いが少なく、通販で購入することが一般的です。
どのハニーワームを購入すればいいか迷ってしまうという飼い主さんも多いと思います。
そのような飼い主さんのために、当サイトがおすすめするハニーワームを紹介します。
それは、charmの繭なしハニーワームMサイズです。

charmのハニーワーム良いところ
繭をむいてレオパに与える面倒がないので楽
ぷりぷりとしていて栄養満点
冷蔵庫で保存できるため、緊急時のために長期保存可能
配送時の梱包状態が他の店と比べて丁寧な梱包とお客さんの間で評判
charmのハニーワーム気になるところ
- サイズが大きくボリュームがあるため、体力が回復したら、おやつ程度にしないと他の餌を食べなくなる
- カルシウムが100g中13mgとかなり少なく、カルシウム剤と一緒に与えてあげないとクル病(骨が変形する病気)になってしまう恐れがあるため、注意が必要
- 繭なしだが、新しく繭を作って成虫になってしまうこともある。
※上記したように、冬眠状態にして保存しておけば繭を作ることはありません。
まとめ
ハニーワームの種類や与え方、保存方法、おすすめ通販商品などについて紹介してみました。
- ハニーワームは繭ありとなしがある。
- 飼を与えるときはカルシウム剤を振りかけて与える。
- 保存するには、適切な温度が必要
- 通販での購入が一般的
レオパにハニーワームが必要になった時には、この記事を参考にしてみてくださいね。